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2023年版 梅雨時のプリザーブドフラワー対策

プリザーブドフラワーに携わるようになってから20年以上経ちました。

この20年でプリザーブドフラワーの品質は劇的に向上しています。
2000年頃に日本で売り出されたばかりのプリザーブドフラワーとは、ワイヤリングの方法も対処法も変わってきました。

今回は、そんな品質の向上著しいプリザーブドフラワーの梅雨時の湿気対策 最新事情についてお話していきます。

プリザーブドフラワーの性質と加工方法

プリザーブドフラワーの一番の敵・湿気!

品質が向上しても、この部分は変わりません。
なぜなら、プリザーブドフラワーは加工の過程で
生花に特殊な液を吸い上げさせています。
生花が水分を吸収する性質を利用した加工方法です。

加工された後も、空気中の湿気を吸収する性質は変えることができません。

湿気の多い日本では、梅雨時や秋の長雨の時期に
プリザーブドフラワーが湿気を吸収して、花びらが透けてくることがあります。

最新のプリザーブドフラワー湿気対策

私が色々試した結果、一番良かった方法は

プリザーブドフラワーを飾っている室内を エアコンで除湿することです。

プリザーブドフラワー発売当初は「乾燥剤を入れる」という方法を勧める方も多くいらっしゃいましたが
近年の、比較的湿気に強くなったプリザーブドには
乾燥剤は強すぎて花びらが割れてくる場合があります。
配送する2日間だけ乾燥剤を入れる、といったピンポイントな使い方は良いかもしれません。

空気が程よく除湿されていれば、湿気を吸収した「花びらの透け」は元に戻ります。
除湿しなくても、梅雨が明けて
カラリとした天候になれば元に戻ります。

急いで花びらの透けを直したい場合は、30cmくらい離れたところからドライヤーの風を当てるという方法もあります。
これも乾燥し過ぎになることがありますので
空調を除湿して、穏やかに花びらの余分な水分を抜くことが一番です。

20年以上、毎日プリザーブドフラワーに触れてきた経験に基づいた対処法です。
ぜひ、エアコン除湿で梅雨を乗り越えて
お花のある暮らしをお楽しみください。

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    執筆者

    リリーオブザバレイ サロンドフルール
    橋本美穂

    column

    2023.6.11

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